高雄の焼肉レストランが食中毒の疑いで営業停止に

台湾で人気の焼肉チェーンが衛生管理違反で閉店に
高雄の焼肉レストランが食中毒の疑いで営業停止に

台湾・高雄 - 高雄市保健当局によると、高雄市内の日本の焼肉チェーン店が、複数の客から食中毒の疑いのある症状が報告されたため、営業停止命令を受けた。

高雄市立美術館近くのTan Zuo Ma Li Catering Seriesで発生したこの事件は、レストランの食品安全管理に関する徹底的な調査を促した。

高雄市衛生局は、同店で食事をした後に胃腸の不調を訴えた個人に関する2つの病院からの報告を確認した。さらに、ソーシャルメディア上でも報告が相次ぎ、嘔吐、下痢、発熱などの症状について詳細に語る人もいた。

保健当局による最初の検査では、いくつかの衛生上の違反が明らかになった。これには、食器洗い場でのカビや汚れ、不十分な冷蔵、覆われていない調理済みの食品、カビの生えた保管容器、ラベルのない調味料などが含まれていた。また、検査官は、顧客の飲み物が食品と一緒に冷蔵庫に保管されていることや、冷凍コンプレッサー付近に過度のほこりが蓄積していることにも注目し、適切な食品安全管理が著しく欠如していることを指摘した。

これに対し、Tan Zuo Ma Li Catering Seriesは、食品安全を「最優先事項」とする声明を発表した。しかし、衛生局は、サラダ、寿司、刺身、氷、すすぎ水など、8つの疑わしい食品とレストラン環境からのサンプルを採取するなどの断固たる措置を講じた。さらに、影響を受けた個人と厨房スタッフから11検体が分析のために採取された。

レストランは定期的な害虫駆除サービスを受けていると主張しているにもかかわらず、衛生局は、厳格な予防的食品安全対策の重要性を強調した。レストランは現在、特定されたすべての問題を是正する必要があり、再検査に合格した後にのみ再開が許可される。保健当局の命令に従わない場合、NT$60,000 (1,845米ドル)からNT$2億までの多額の罰金が科される可能性がある。



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