台湾漁船が係争中の小島付近で炎上:行方不明の乗組員を捜索中

福洋266号火災における捜索・救助活動への国際協力について;
台湾漁船が係争中の小島付近で炎上:行方不明の乗組員を捜索中

台北、4月30日 - 台湾の基隆籍の漁船「福揚266号」が、水曜日の早朝、係争中の尖閣諸島(台湾名:釣魚台)近海で火災に見舞われた。沿岸巡視署(CGA)によると、近隣の漁船によって7人の乗組員が救助されたが、インドネシア国籍の1名が行方不明になっている。

CGAの艦隊支署は午前1時頃に遭難信号を受信したと報告した。火災は尖閣諸島の北東約157海里で発生した。尖閣諸島は台湾が中華民国(台湾の正式名称)の「固有」の一部として主張しているが、現在は日本が実効支配している。

ニュースリリースによると、近くの2隻の漁船が乗組員8名のうち7名を救助した。乗組員のうち台湾人は1名のみで、その他は外国人労働者である。インドネシア人乗組員1名が依然として行方不明となっている。

緊急事態に対応するため、CGAは台湾・日本海域を巡回中の沖合哨戒艇「バリ」を派遣した。CGAは捜索救助活動を開始した。

火災発生場所が日本の捜索救助責任海域内にあるため、CGAは台湾の国家救難指揮センターに通知した。これにより、日本側との連携による支援が実現した。

「バリ」は午前11時頃に捜索海域に到着し、救助船の1隻に小型艇を派遣した。CGA職員が状況を評価したところ、救助されたインドネシア人乗組員2名が火傷と水ぶくれを負っていたが、重体ではないことが判明した。救助された7名の乗組員は一時的な避難のため「バリ」に移送された。

行方不明のインドネシア人乗組員の捜索は継続しており、「バリ」は日本の当局と協力して活動を行っている。

別のCGA哨戒艇「桃園」が支援に到着次第、「バリ」は救助された乗組員を台湾に搬送する予定である。

予備調査では、火災は船の機関室で発生したと示唆されている。



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