台湾の高校生が携帯電話禁止と新校長の方針に抗議

新北市立板橋高級中学の生徒が次期校長の就任と校則に懸念の声
台湾の高校生が携帯電話禁止と新校長の方針に抗議

新北市、5月13日 – 台湾の新北市立板橋高級中学校(BSHS)の生徒たちは、新校長となる劉淑芬氏と、携帯電話の禁止を含む可能性のあるより厳しい政策の導入に反対の意を表明しています。

週末には、学校の記念日に合わせて、抗議バナーが校内に掲げられました。新北市教育局によると、バナーには「BSHSに独裁校長はいらない」、「自由な精神は死なず、共に反逆しよう」、「淑芬が独裁者なら、[彼女を]キャンパスから追い出せ」などのメッセージが書かれていました。

このデモは、劉氏が以前、中和高級中学校の校長を務めていた際に示された厳しい管理スタイルに対する生徒たちの懸念から生じており、授業中の携帯電話使用禁止や、生徒の自律性への制限など、BSHSにおける学生の自由に対する潜在的な制限への懸念を引き起こしています。

抗議にもかかわらず、大規模な集会や混乱は見られませんでした。地元の学校を監督する新北市教育局は、生徒たちの参加を尊重しつつ、意見の平和的かつ合理的な表明を奨励しました。

生徒の苦情に特化したFacebookファンページでは、劉氏に対する「反逆」方法を話し合うフォーラムを計画しているチラシの写真が投稿されました。ある投稿では、生徒たちに最初のステップを共同で決定するよう呼びかけました。

コメントを求められた劉氏は、地元のメディアETtodayに対し、「私は女性独裁者ではありません」と語りました。さらに、「生徒たちが学校のことに気を配っているのは嬉しいですが、相互理解と適切な対話のチャンネルの欠如によって生じる誤解と害については残念に思います」と付け加えました。

ファンページ上の一部の生徒と卒業生は冷静さを呼びかけ、劉氏がまだ就任していないことに言及しました。しかし、教育省が台湾全土の学校でより厳しいモバイルデバイス規制を推進しているため、生徒たちは将来的に携帯電話の使用に対する広範な制限に直面する可能性があります。

3月には、教育省は、携帯電話、ラップトップ、タブレットなど、すべてのモバイルデバイスを学校が管理することを提案する法案の草案を発表しました。新北市教育局は、劉氏の関連経験と透明な選考プロセスを強調し、生徒の懸念に対処するためのコミュニケーションを促進すると述べました。



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