皇室、沖縄で第二次世界大戦の戦没者を追悼

成仁天皇、雅子皇后、愛子内親王が歴史的な訪問で敬意を表される
皇室、沖縄で第二次世界大戦の戦没者を追悼

天皇陛下と皇后雅子さまは、第二次世界大戦の終結80周年を前に、戦没者を追悼するため、来月沖縄を訪問される予定です。宮内庁によると、歴史的な訪問に加えて、長女の愛子内親王も同行し、沖縄への初めての公式訪問となります。

天皇ご一家の訪問日程は6月4日に始まり、糸満市の沖縄県平和祈念公園にある国立沖縄戦没者墓苑で慰霊の献花が行われます。また、「平和の礎」を訪問し、沖縄県平和祈念資料館で生存者と面会し、戦争の影響について深く考えを巡らせます。

翌日には、那覇市にある対馬丸事件の慰霊碑を訪問します。1944年8月のこの悲劇的な事件では、日本の船が米国の潜水艦による魚雷攻撃で沈没し、多数の学童を含む約1,500人の命が失われました。慰霊資料館も訪問し、生存者や遺族の方々と面会されます。

今回の訪問は歴史的な出来事であり、天皇陛下と皇后雅子さまにとっては初めての訪問となりますが、前天皇明仁上皇陛下と美智子上皇后陛下は2014年に訪問されています。

沖縄は第二次世界大戦で壊滅的な被害を受けました。1945年には慶良間諸島に米軍が上陸し、沖縄戦が始まり、米国の支配下に置かれました。激しい地上戦の結果、日本軍と米軍合わせて約20万人が犠牲になりました。

関連する追悼の取り組みとして、天皇陛下と皇后陛下は最近、かつて硫黄島と呼ばれた太平洋戦争の主要な激戦地である硫黄島を訪問されました。さらに、今後数ヶ月のうちに広島と長崎も訪問され、先代天皇両陛下にならい、戦争終結80周年を記念する予定です。



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