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台湾台中市で、私立保育園での児童虐待疑惑が発覚し、衝撃が走っています。台中市豊原区の保育園で、陳さんという保育士が、園児への身体的虐待を行った疑いが持たれています。

虐待の内容は、男児の頭を激しく揺さぶったり、子供たちを引っ張ったり引きずったり、おむつ交換中に子供を転倒させて頭から落ちさせたりするなど、その手口は凄まじいものです。被害を受けた子供は計8人に上るとみられ、事件後、一部の子供たちは大人に触られるのを恐れるようになったといいます。陳さんはすでに保育園を解雇されています。

事件は、保護者からの苦情を受け、市議会議員の陳清龍氏がこの問題を公に提起したことで発覚しました。保護者たちは、以前から社会局に苦情を申し立てていたものの、その対応の遅さに不満を抱いていたといいます。

陳清龍市議は、問題の虐待を捉えた監視カメラの映像を公開しました。映像には、陳さんが子供の頭と肩を激しく揺さぶったり、子供たちを引っ張ったり、おむつ交換中に子供の足首を引っ張って転倒させ、頭を打つ様子などが映し出されています。

社会局はこれに対し、調査を開始し、監視カメラの映像を精査し、関係者への聞き取り調査を進めていると発表しました。また、保護者に対しても、事件の進捗状況を伝え、支援を提供しています。さらに、保育園に対しては、改善措置の実施と、管理体制の強化を要請しました。

社会局は、調査の結果、保育士の不正行為が確認された場合、児童福祉法に基づき、6万NTドルから60万NTドルの罰金が科せられると説明しています。また、保育園の管理に問題があった場合も、罰金や改善命令が出される可能性があります。悪質なケースでは、業務停止や、保育園名および責任者の公表、準公契約の解除なども検討されます。