富士山の救助費用：市長、シーズンオフのハイカーに料金を提案

富士宮市長、登山注意報無視者の救助費用回収を求める

富士山の麓に位置する富士宮市は、日本の象徴である富士山との近さに深い誇りを持っています。しかし、この近さはまた、市にとって深刻な課題をもたらしています。

富士山には公式な登山シーズンがあり、通常は真夏から初秋にかけてです。しかし、山を共有する静岡県と山梨県の両方からの警告にも関わらず、多くのハイカーがこれらのガイドラインを無視し、オフシーズンに登山を試みます。これは頻繁に救助活動につながっています。

富士山の富士宮ルートで救助が発生した場合、富士宮市消防本部がハイカーを安全な場所に連れ帰る責任を負います。富士宮市長の須藤秀忠氏は、この継続的な状況に対する苛立ちを表明しています。5月9日に開催された記者会見で、須藤市長は、オフシーズンに登山するハイカーに救助費用を負担させる新たな規制を提唱し、「彼らは富士山を甘く見ている」と述べています。