台湾が「ペンギン娘」ジニーの入国を禁止：インフルエンサーが入国拒否、ゴールドカード規制に疑問の声も

韓国の人気ストリーマーが不法就労の疑いで3年間の入国禁止処分を受け、台湾のビザ執行に関する議論に火をつけた。

台湾、台北 – 台湾で「企鵝妹」（ペンギンガール）として知られる韓国の人気インフルエンサーが、就労ビザ規則を巡る議論を巻き起こし、入国を禁止された。当局は、2023年に行われたとされる違法就労を禁止の理由として挙げている。

2023年の台湾全土をライブ配信で旅したことで、台湾の多くの人々の心をつかんだオンラインパーソナリティ、ジンニー（32歳）は、台湾就業ゴールドカードを所持していたにもかかわらず、空港で入国を拒否されたと報じられている。このカードは、厳格な資格要件を満たす外国人のために特別に設計されたオープンワークパーミットの一種である。

ジンニーは、日曜日のTwitchライブストリームで、110万人のフォロワーに対し、台湾の入国管理局職員から3年間の入国禁止を言い渡されたと話した。

彼女は、2023年にビデオゲーム会社のために行った1日限りのポップアップストアの運営が原因ではないかと推測している。彼女は、その活動について、就労許可を持っていなかったことを認めている。

台湾の国家移民署（NIA）は、この決定を確認する声明を発表した。声明では、今年の3月25日に労働省（MOL）からの通知を受けて禁止措置が講じられたと説明している。MOLは、彼女が2023年に台湾国内で無許可の就労に従事していたことを指摘した。

NIAは、入国禁止は、韓国人に対して台北市政府労働局が科した罰則に基づいていると明記した。

これとは別に、アメリカ人YouTuberのレレ・ファーリー（樂樂法利）も先月、台湾への入国を拒否された。彼も台湾就業ゴールドカードを所持していたにもかかわらずである。当局は、彼が2023年の終わりに台湾国内で違法就労を行ったと判断した。

NIAは、レレ・ファーリーのゴールドカードが、彼が2024年11月に申請し、今年の2月に受け取ったと述べていたものだが、取り消されたことを確認した。この取り消しは、彼の台湾政治解説番組への出演に関連しており、さらなる通知があるまで入国禁止措置が継続される。

どちらのケースでも、台湾ゴールドカードを所持していた人物は、入国を試みた際に初めて入国を拒否され、就労ビザが取り消されたことを知った。このことは、これらの規則の執行におけるコミュニケーションと明確さについて疑問を投げかけている。