翡翠山の悲劇:深い峡谷に転落したハイカーたちは遭難の恐れ

台湾最高峰での事故を受けて捜索救助活動が進行中
翡翠山の悲劇:深い峡谷に転落したハイカーたちは遭難の恐れ<br>

台湾の最高峰、玉山(ユシャン)で悲劇的な事故が発生しました。2人のハイカーが行方不明になり、深い谷に転落したとみられています。事故は本日午前、主峰と北峰への登山中に発生し、当局が対応しています。

ハイカーたちは、主峰と北峰の分岐点にある難易度の高い斜面「魔鬼坡」と呼ばれる登山道にいたと伝えられています。現場では、折れたストックが見つかり、谷底への転落を示唆する痕跡もありました。報告を受けて、本日午後、国家空中勤務総隊のヘリコプターが空中捜索を行いました。ストックが見つかった地点から380メートル下の地点で、ヘリコプターの乗組員は行方不明の2人のハイカーと見られるものを発見しました。

今回の事故は、最近の台湾の寒波の中、高山地帯での雪や氷の状態が深刻化し、ハイカーを巻き込む一連の事故を引き起こしている中で起きました。玉山では、ここ数日間で15センチの積雪があり、ハイカーを困難な状況に陥れていました。山頂から下山していた別のハイカーが、本日午前10時40分頃に折れたストックと転落の痕跡を発見しました。南投県消防局に通報があり、玉山国家公園管理処と連携して、明日救助活動を計画しています。



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